あさくら略年表

あさくらの歴史を年表にまとめました。

時代 西暦 和暦 甘木朝倉の歴史
縄文
弥生 前期 野田遺跡(柿原)上原遺跡(馬田)栗田遺跡(三輪)栗山遺跡(平塚)荷原出土の銅弋(三奈木)神蔵古墳(小隈)茶臼塚古墳(小田)※国指定史跡 仙道古墳(三輪)鬼の枕古墳(甘木)孤塚古墳(朝倉)※県指定史跡 焼の峠古墳(夜須)※国指定史跡
古墳 このころ 杷木・神籠石(神籠石を山城の一部とする説による)
飛鳥 661 大宝 2年 斎明天皇、百済再興支援の為筑紫に西征し、朝倉橘広庭宮で崩す。
702 観世音寺に上座郡杷伎野の薗地四九町を施入する。
奈良 724 神亀 元年 普門院、創建される。
730 天平 2年 太宰師大友旅人、安野(夜須)宴遊する。
734 6年 大宰府史跡出土の木簡に「夜須郡」の字が見える。
安平 806 大同 元年 大神神(大己貴神社)に神封六二戸を施入する。
855 斎衡 2年 上座郡大領前田臣市成、善政を賞さる。
859 貞観 元年 美奈宜神に従五位上の神階を授ける。
880 元慶 4年 真天良布神に正五位上の神階を授ける。
938 天慶 元年 秋月荘が成立する。
960 天徳 4年 栗田(三輪町)に松峡宮創建。
986 寛和 2年 栗田荘が安楽寺(太宰府天満宮)に寄進される。
1019 寛仁 3年 刀伊の入寇、大蔵種伐その撃退に活躍する。
1089 寛冶 3年 僧慶源、法華経を栗田を栗田の弘誓寺に埋納する。
このころ 杷木・普門院の木造十一面観音立像(重要文化財)
朝倉・南淋寺の木造薬師如来座像(重要文化財)ができる。
鎌倉 1202 建仁 2年 杷木・旧梅林庵の木造聖観音立像ができる。
1203 3年 秋月種雄、秋月荘を与えられる弘安の役、秋月種家らがこれに従軍する。
1281 弘安 4年 弘安の役、秋月種家らがこれに従軍する
1288 正応 元年 三奈木荘、蒙古合戦の勲功賞として豊後の御家人志賀氏などに配分される。
このころ 杷木・普門院の本堂(重要文化財)が建立される。
1299 正安 元年 甘木山安長寺が再興される。
南北朝 1336 建武 3年 助有法親王、彦山座主となる。(翌年、黒川院造営)
1359 延元 元年 多々良浜の戦、秋月種定、菊池氏とともに足川尊氏と戦い、大宰府で討死する。
延文 4年 筑後川の戦い、征西将軍宮懐良親王・菊池武光、筑後大保原で少弐頼尚を破る。
正平 14年 五条頼元、三奈木荘を与えられ、ついに隠退する。
室町 1397 応永 4年 児島正信、小田の開墾を始める。
1421 28年 朝倉・南淋寺の梵鐘(県指定文化財)が作られる。
1467 応仁 元年 応仁の乱起こる。秋月種朝、大内氏に従って西軍に属す。
1515 永正 11年 秋月氏、上座・下座両軍の大半を支配下におく。
1525 大永 5年 大友氏の軍勢、秋月氏を攻め、甘木に放火する。
1530 享禄 3年 このころ、大内氏が甘木に城館を築く
1556 弘治 2年 秋月種方、大友氏に反す。大友宗麟、これを討つ。
1567 永禄 10年 秋月氏、大友氏の攻撃を休松の野戦で撃退する。
安土
桃山
1578 6年 秋月種実、岩屋城を攻め、太宰府天満宮を焼く、ついでご神体を栗田の老松宮に移す。
1587 15年 豊臣秀吉、九州を平定。秋月種実降り、日向の高鍋に移封される。
1592 文禄 元年 文禄の役。筑後・豊後両国の貢米を夜須中牟田村に集める。
江戸 1600 慶長 5年 関ヶ原の戦い。黒田長政、筑前に封ぜられ、叔父直之を秋月に配す。
1602 7年 黒田長政、家臣の知行割を行い、黒田一成に下座郡で一万二千石を与える。
1604 9年 円清寺創建される。
1615 元和 元年 大阪夏の陣。ついで一国一城令が出され、小石原の松尾城などが破却される。
1621 7年 平田孫作、山隈原の開墾を始める。
1623 9年 黒田長政没、三男長與を秋月五万石に分封する。
1632 寛永 9年 栗山大膳、幕府に藩主忠之謀反の企てありと訴える。
1636 13年 秋月藩、本藩と領地の一部を交換する。(御内証替)
1691 元禄 4年 甘木の祇園追山笠が始まる。
1700 13年 光照寺の住職玄哲、「甘木雑記」を著す。
1704 宝永 元年 秋月藩、藩札を発行する。
1714 正徳 4年 床島の堰が完成、下座郡に湿地がふえる。
1732 享保 17年 各地に大飢饉がおこる。秋月領内の餓死者2000人余。
1736 元文 元年 甘木に大火、民家523、社寺7が焼失する。
1751 宝暦 元年 福岡藩、上座郡に櫨畑村をつくる。
1762 12年 秋月に大火、武家屋敷などが焼失する。
1775 安永 4年 秋月藩、学問所「稽古亭」を創設する。
1789(寛政元)稽古館となす。
1785 天明 5年 儒者亀井南冥、秋月藩に招聘される。
1787 7年 秋月についで甘木に打壊しがおこる。
1790 寛政 2年 秋月藩医緒方春朔、種痘を行う。
1800 12年 原古処、稽古館教授となる。1812年(文化9年)退役。
1810 文化 7年 秋月鏡橋(県指定文化財)が完成する。
1820 文政 3年 甘木・須賀神社本殿(県指定文化財)が建立される。
1822 5年 須賀神社の社倉(県指定文化財)が建てられる。
1825 8年 長田の湿抜工事が完工する。
1832 天保 3年 土井正就、大倉種周、「秋月藩封内図」を完成する。
1863 文久 3年 生野の変、戸原卯橘自刃する。
明治 1871 明治 4年 廃藩置県。秋月藩、秋月県となり、ついで福岡県に合わせられる。
1873 6年 嘉麻郡に竹槍一揆がおこり、当地方にもおよぶ。
1876 9年 秋月の乱がおこる。
1896 29年 上座・下座・夜須三郡が合併し朝倉郡ができる。
1908 41年 朝倉軌道、二日市・甘木間の営業を開始する。
大正 1919 大正 8年 太刀洗飛行場が開設される。
昭和 1926 昭和 元年 郡役所が閉庁される。
1953 28年 大豪雨、筑後川が氾濫し、大被害を受ける。
1972 47年 江川ダムが完成する。
1977 52年 寺内ダムが完成する。